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2021年5月
2021-05-29 | song

いちばん星♪

今週の1曲目は、オリジナル「いちばん星」

日が長くなってきたこの季節、まだ明るい空に宵の明星を見つけると、暗くなるまで外で遊んでいた子どもの頃のことを不意に思い出すことがあります。そんな気持ちをそのまま歌ったのがこの曲。

私はおままごとやお人形遊びより、木登りや缶蹴りが大好きな女の子でした。暗くなるまで遊んでは、家に帰って父や母に怒られていた。何度叱られても、遊んでるとすっかり忘れて〜また叱られる〜の繰り返し。懲りない子どもでした。

そんな私の武勇伝。家から子どもの足だと30分はかかったと思う東郷神社の池に近所の男の子たちとザリガニ釣りによく行っていて。ある日、暗くなっても帰って来ない私を心配した母が家の外に出て待っていると、男の子たちだけ帰ってきて、私の姿がなく、母が「みんな、千春は?」と尋ねると、「帰るよ!って言っても帰んないからさあ。」と男の子たち。それからしばらく経って、何もなかった顔で竹竿を担いだ私が帰ってきたそうです 😆。誘拐でもされたのでは?と心配していた母は、ホッとするやら、呆れるやら…。

また叱られるかもしれないけど、それでもやめられない〜!スリルに満ちたあの頃、懐かしいなあ。

私の父は短気で、何度言っても言うことを聞かない私を、良く家から締め出しました 😅。そんな時は、一緒に住んでいたいつもは厳しい祖母がこっそりベランダから家の中に入れてくれたのでした💌

2曲目、今週のカバー曲は「500マイル」

私が初めてこの曲を聴いたのは、確かピーター・ポール&マリーが歌ったものだったはず。もともとはフォーク・シンガーのヘディ・ウェストが自身の作詞・作曲で1961年にリリースした作品とのこと。

日本語に訳された歌詞もたくさんあるそうですが、この忌野清志郎の詞は、訳詞ではなく、オリジナルを聴いているような、故郷を離れていく人の心情が細やかに伝わってくる素晴らしい意訳です。

転勤で住み慣れた仙台を離れると聞いていた方が次のライブに来てくれるかも!と聞いて、はなむけにこの曲をプレゼントすることにしました。その時に、事前に500マイルってどれくらい遠いの?と思って調べてみたことがありました。500マイルは約800kmで、東京から広島くらいの距離だそうですよ♪ 

2021-05-22 | song

Happy はっぴ− Birthday ♪

今週の2曲〜1曲目はオリジナルのバースデーソングです!

バースデーソングを作ろうと思った時に心に浮かんだのは、生まれてきてくれてありがとう💌ここにいてくれてありがとう💌の思いでした。

ライブでは「今日がお誕生日の方いらっしゃいますか?」「今月がお誕生日の方いらっしゃいますか?」と聞くと、いつもひとりか二人か三人か〜はいらっしゃるので、その方達のために心を込めて歌う曲になっています。

サビを覚えてくださっている方達が一緒に歌って盛り上げてくれる楽しい曲に育ちました〜♪

今週の2曲目はハイ・ファイ・セットの「よりそって二人」。

1979年リリースのアルバム「閃光」に収められているのですが、リアルタイムでは聴いたことがありませんでした。なんで今まで知らなかったんだろう?と残念に思うくらい、メロディも歌詞も優しくて、とっても素敵なラブソングです。

この曲に出会ってから、ライブで何度もカバーして歌ってきました。聴いてね♫

タイトルの写真は「卯の花」毎年この時期に我が家の庭を爽やかに飾ってくれています。風に揺れる姿がなんとも可憐で大好きです♪

2021-05-15 | song

あおぞら♪

今週はこの1曲、オリジナル曲「あおぞら」を弾き語りでお届けします〜💌

ちょうど今から8年前の今日5月15日がCD「あおぞら」のリリース日でした。「あおぞら」「春」「木もれ陽の頃」の3曲を収録したミニアルバムです。(なぜか3曲のカラオケ付き 😁

それまでずっと、曲ができると友人2人にこっそり聴いてもらって、いい!と拍手してもらって幸せでした。でも震災後、もしできることならたくさんの方に私の曲を聴いてもらいたいと、勇気を振り絞って仙台のジャズフェスに挑戦したのです。

そのジャズフェス参加をきっかけに、いろいろな方のアドバイスや力添えに背中を押していただいて素晴らしいアレンジで私の曲を彩っていただくことがきました♫

リリース8周年記念のこの日を静かにお祝いしつつ…そして、今まで支えてきてくださった方々に感謝しつつ…少しおしゃべりさせてください♪

この曲は当時大学生と高校生だった二人の息子たちへの思いを歌った曲です。その曲が、ドキュメンタリー映画「ぼくは写真で世界とつながる」の挿入歌となり、映画の中で、次男と同い年の祐二さんに(ちなみにお兄ちゃんの宏平さんは長男と、お母さんの千鶴さんは私と同い年😁)寄り添うように流れ、上映会+ミニライブとして全国各地(京都、大阪、兵庫、静岡、埼玉、千葉、東京、北海道、岩手、宮城)で映画を観に来てくださった方々に直接聴いていただくことができました。ライブを聴きながら、祐二さんが一緒に口ずさんでくれました。仕事で忙しい中、上映会の準備に奮闘してくださっていた若い男性スタッフが、ライブ中ふと見るとボロボロ涙を流して聴いてくれていました。そうした出会いが、この曲を育てていってくれた気がします。各地でお世話になった方々、ライブ終了後に声をかけてくださった方々、あの方この方の顔が浮かびます。(カラオケって???って思ったけど、ある上映会の後で声をかけてくださった学校の先生が、カラオケを流して授業で歌って良いですか?って。カラオケ付きでよかったあ😁)

この曲がたくさんの素敵な出会いをプレゼントしてくれました♪

その後ものんびりマイペースですけれど、曲を作り続け、ライブの度に聴いていただいてきました。次のCDはいつ?と聞いて下さる方もいらっしゃるのですが、なかなか簡単にはいかず〜、そしてこのコロナ禍でライブも無くなってしまいました。そんな中、オリジナル曲やカバー曲を聴いてくださる方がいらしたら届けたい、と試行錯誤しつつyoutubeでのアップを始めました。

特に私のオリジナル曲は歌詞にコード譜を書いただけのものしかないので、私がいなくなったらこの曲たちは誰にも歌ってもらうこともなくなっちゃうなぁと思い、音源さえ残しておけば、いつか誰かがもしかして、ひょっとして歌ってくれる日が来るかも???と😆 そんな思いもありつつ〜毎週youtubeへのアップを続けています。

これからも、お暇な時に聴いてみてくださいね♫

2021-05-08 | song

木もれ陽の頃♪

今週の1曲目の「木もれ陽の頃」は8年前(え!!!もう8年!!?)にリリースしたCD「あおぞら」に収録した曲です。

中高の6年間通った通学路(本当は通学路じゃなくて寄り道だったけどw)の桜並木。線路を見下ろす土手の上に続く道です。あの桜並木の新緑の木もれ陽がとっても綺麗だったなあ、と思い出して、みんなどうしているかなあ、会いたいなあ、と思いながら作った曲です。

ちょうどその頃、2番の歌詞に登場する友人から突然電話をもらって、うゎ〜っと色々と思い出して、それをそのまま歌詞にしました。

1番の歌詞で、電車の音にかき消されながら、夢中で話しているうちに気づくと空が夕焼けで真っ赤になっていた、というのはこの土手でのこと。

2番で「屋根の上、毛布にくるまって流れ星を朝まで待った」と歌っているのは、ジャコビニ流星群が見れるかも!と友人2人が我が家に泊まりにきた日のこと。流星群を待って、屋根の上で一晩明かしたのです。朝方になって、家の前を天体望遠鏡を手にトボトボ歩くお父さんと男の子に「見れなかったですね〜」なんて屋根の上から声をかけたりして。

「ジャコビニ彗星の日」の「72年10月9日〜♫」を聴いた時、ユーミンも同じ日に流星群を待って同じ空を見上げていたのかも!と心が震えたものです。

CDではおしゃれなアレンジでエレキがとってもカッコ良いのですが〜、アコギのシンプルな弾き語りでお届けします♫

いつもお話ししているドキュメンタリー映画「ぼくは写真で世界とつながる」に曲を使ってもらえたおかげで、上映会+ミニライブとして各地を一緒に回らせてもらうことになり、上映会に足を運んでくれた久〜しぶりに再会した中高時代の友人たちの前でこの曲を歌うという、想像もしていなかった嬉しいご褒美をもらうこととなりました。

さて、2曲目は1曲目の「木もれ陽の頃」の時代の思い出の曲。季節もまさに5月🌳

私が通っていた中高では、期末テストの最終日に学年ごとに観たい映画を投票で決めて、学校行事として観に行くというなかなか素敵なイベントがあって、中2の時にみんなで観に行ったのが「小さな恋のメロディ」だったはず(記憶に自信がないので、違っていたら関係者の皆様、ツッコんで訂正してねw)。ストーリーはひたすら可愛いかったし、映像は美しくて、何より音楽が素敵で❣️この曲も今だに映像と一緒に頭の中を流れてきます♪

私はお祭り娘で、文化祭の実行委員だったり、個人参加で8ミリ映画を作って(コマ撮りでアニメに挑戦したり😅)上映したりしていたのですが、その8ミリ映画に「小さな恋のメロディ」のサウンドトラックから何曲も使った、その中にこの「若葉のころ」もありました。

そんなこんなで〜この曲を聴くと、通学路(ほんとは寄り道)の並木道や、拙いけど一生懸命作った8ミリ映画のことや、友人たちの顔や、いろいろ色々溢れるように思い出されるのです♪

そんな思い出の曲を初めて歌ってみました〜♪ タイトルの写真はどちらも仙台定禅寺通りの欅並木です。

2021-05-02 | song

夢のカケラ♪

今週のオリジナルは子守唄♪

子どもたちがまだ小さかった頃、夜中に急に泣き出す日もあれば、声をあげて笑いだす日もあったり。いったいどんな夢を見ているんだろう?と想像しながら、怖い夢を見ているようなら「だいじょうぶよ」って背中をさすって、笑っている時は、何がそんなに楽しいのか知りたくなったり。そんな気持ちをそのまま歌にしました。

我が家の子どもたちには、ひとりずつ子守唄が決まっていて〜二人になると2曲を交互に、三人目が生まれてからは3曲をぐるぐる歌うことに😁

この曲は我が家の子守唄に採用してもらうのには、ちょっと間に合わず…でした😢

今週のもう1曲は、5月になると歌いたくなるユーミンの「輝く5月の草原を〜♪」で始まる「緑の町に舞い降りて」です。

写真は盛岡の市内を東西に流れる中津川。川べりを散歩しながら撮ったものです。

仙台で暮らすようになってから、グッと身近になった盛岡。この曲に出てくるロシア語みたいな響きという「MORIOKA」です。

友人と行ったり、上映会&ミニライブでお邪魔したり、ひとり旅もなんと2回も〜!行くたびにもっと好きになる街です。

レトロで美しい建物がいくつもあって、市内を中津川と北上川がゆったりと流れていて、歌詞の中にあるように「あてもなく歩く」のにぴったりなのです。そして、「去る日は涙が出るわ」の歌詞にも、そうそう!と頷いてしまう。何だか懐かしくて、温かくて、離れがたくなる街なのです。

またあの街を、あの川沿いの道をのんびり散歩したいなあ♪