いちばん星♪
今週の1曲目は、オリジナル「いちばん星」
日が長くなってきたこの季節、まだ明るい空に宵の明星を見つけると、暗くなるまで外で遊んでいた子どもの頃のことを不意に思い出すことがあります。そんな気持ちをそのまま歌ったのがこの曲。
私はおままごとやお人形遊びより、木登りや缶蹴りが大好きな女の子でした。暗くなるまで遊んでは、家に帰って父や母に怒られていた。何度叱られても、遊んでるとすっかり忘れて〜また叱られる〜の繰り返し。懲りない子どもでした。
そんな私の武勇伝。家から子どもの足だと30分はかかったと思う東郷神社の池に近所の男の子たちとザリガニ釣りによく行っていて。ある日、暗くなっても帰って来ない私を心配した母が家の外に出て待っていると、男の子たちだけ帰ってきて、私の姿がなく、母が「みんな、千春は?」と尋ねると、「帰るよ!って言っても帰んないからさあ。」と男の子たち。それからしばらく経って、何もなかった顔で竹竿を担いだ私が帰ってきたそうです 。誘拐でもされたのでは?と心配していた母は、ホッとするやら、呆れるやら…。
また叱られるかもしれないけど、それでもやめられない〜!スリルに満ちたあの頃、懐かしいなあ。
私の父は短気で、何度言っても言うことを聞かない私を、良く家から締め出しました 。そんな時は、一緒に住んでいたいつもは厳しい祖母がこっそりベランダから家の中に入れてくれたのでした
2曲目、今週のカバー曲は「500マイル」
私が初めてこの曲を聴いたのは、確かピーター・ポール&マリーが歌ったものだったはず。もともとはフォーク・シンガーのヘディ・ウェストが自身の作詞・作曲で1961年にリリースした作品とのこと。
日本語に訳された歌詞もたくさんあるそうですが、この忌野清志郎の詞は、訳詞ではなく、オリジナルを聴いているような、故郷を離れていく人の心情が細やかに伝わってくる素晴らしい意訳です。
転勤で住み慣れた仙台を離れると聞いていた方が次のライブに来てくれるかも!と聞いて、はなむけにこの曲をプレゼントすることにしました。その時に、事前に500マイルってどれくらい遠いの?と思って調べてみたことがありました。500マイルは約800kmで、東京から広島くらいの距離だそうですよ♪